twilight saga:forever*コンプリート(前回出たコンプリboxにはない特典映像2枚有) DVDbox・Blu-rayBox12/20発売


by aicoa

GLASTONBURY(MOVIE)

d0053487_2163452.jpgレイトショーで約2時間半と聞いて、正直長いな~眠たくなんないかなぁ...と思いました(笑)。
でも結果的に一度も眠たくなりませんでした。それはやはり構成の上手さだろうし、単なるライブ映像の垂れ流しではなく、確固としたドキュメンタリーになっていたからだと思います。
出るアーティストの数を見て、この作品はライブ主体のものになっているのかと思ったけど、そうじゃなかった。このフェスの主役は参加するお客であり、それを支えるスタッフだという事を痛感しました。そして浮かび上がるグラストンベリーの光と影。。。
日常の世界から逸脱した無法地帯。夢の王国(泥の王国でもあるけど笑)であるのと同時に、ドラッグ、汚水、トラヴェラーズ(定職を持たずトレーラーで暮らす人々)の問題、ゲートクラッシャー(チケットなしで入場する人)と警備員の攻防という裏の世界もしっかり描かれているところが、普通のライブドキュメンタリーとは違うところでありました(ちょっとTVの犯罪ドキュメンタリーに近いものが..警察24時みたいな笑)。これに比べたら日本のフェスなんて光の部分も影の部分もまだまだ薄いのかもしれません。それが良いのか悪いのかは一概には言えないですが。
自由というのは、死ぬ自由でもあるのだという当たり前の真理を存分に味わせてくれるリアルな映像。自由の権利を得るという事は、それを他人に認めるという事は大きな責任がついてまわるという周知の事実を、普段のモラルに守られた生活の中で私は忘れていた気がします。
映画の中で「フランス人にはムリだし、アメリカ人だってウッドストックは2回しかできなかった。でもイギリス人は困難にチャレンジするのが好きだから30年続けられた」という話がありました。まさしくそうなんでしょうね。
あとこれはグラストに行く心構え(?)をさせてくれるものでもあります。行けるかどうかは神のみぞ知るですが、いつか行きたいです。その前にフジのキャンプ生活ぐらいには慣れとかなくちゃ(ホテルに泊まった事しかない私にはハードル高い??)。
印象に残ったアーティストはブラーとレイ・ディヴィス(KINKS) とパルプと最後のデヴィット・ボウイです。
ブラーはデーモンが壊れてて、パンクバンドみたいでした(笑)。レイ・デイヴィスは年輪を感じさせる名演(WaterlooSunsetの合唱は感動でした)。パルプはやはりコモンピープルの熱唱&大合唱。字幕が出てくるから、セリフみたいに詞が入ってきてストレートに届くのでグッときます。それは最後のボウイのHEROESの感動も際立たせてくれました。
でもカールが前に言ってた事も思い出しました。最近のグラストはすっかり商業的になってしまったと。確かにこの映画にもそれは描かれていました。しかし、こういうイベントを続けていくにはある程度のバランスは保たなければならないし、綺麗ごとばかりも言っていられないのはわかるので複雑な気持ちでした。どうかこれ以上はバランスが傾かない事を祈るばかりです。
単なるドキュメンタリーやヒストリーでもなく、ヒューマニズムというにはあまりにも猥雑な、でも温かい血の通ういい作品でした。
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by aicoa | 2007-11-05 22:03 | FILM