twilight saga:forever*コンプリート(前回出たコンプリboxにはない特典映像2枚有) DVDbox・Blu-rayBox12/20発売


by aicoa

MANIC STREET PREACHERS/SendAwayTheTigers

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d0053487_20455275.jpgこのアルバムジャケットを手にとった時、あぁそうかと思いました。天使と悪魔、後ろに見える見覚えのある橋…。深読みするつもりはないけれど、マニックスにとってリッチーの事はずっと完結しないテーマであり続けるのだろうと、当然ながら感じました。
私が初めてマニックスを知ったのは、音楽誌上だったと思います。リッチーの4REAL事件も何となく記憶があるけれど、その当時(デビュー時)は興味はなかったです。暴力的なイメージがあって、パンクというものにもあまり触れていなかった私には、遠い人達に思えていた気がします。
距離が縮まったのは、2ndアルバム"GoldAgainstTheSoul"('93)の日本ツアーでの映像を見てからです。怖いイメージとはかけ離れた、あまりに人間くさい彼らのライヴや、素朴な素顔に驚きました。決して上手いバンドではないけれど、音に魂がこもっていました。カッコつけないカッコ良さというものを久々に見た気がして、鮮烈な印象が残りました。d0053487_2165784.jpgそれからちょこちょこと作品を買いましたが、急激にファンにはなりませんでした。私みたいな単純な人間にとって、彼らの事を理解するのにはとても時間がかかったのです。その過程で彼ら自身に色んな事が起こっていました。そして、あの悲しいニュースを聞く事になりました。
当時はただびっくりして、嘆き悲しむファンとしての感情も育ちきっていなかった私にはあっけにとられるばかりでした。どうなってしまうのかと思ううちに、月日は過ぎ、生活の中にその事は埋もれていきました。マニックスが音楽を続けるかもわからないまま、彼らに対する思いは宙吊りになっていました。d0053487_2116448.jpg
その後作品が出た事を知っても、何となく気が咎めて手が出ませんでした。リッチーがどれくらいマニックスにとって大切な人かなんて、ファンくずれの自分にはつゆほどもわからないはずなのに、すごく怖かったのです。
そんな私にまた聴くきっかけをくれたのは、音楽誌の読者コーナーで知り合った近所の人でした。別バンドの事で、記事をわけてもらったりしたのですが、会って話すうちにマニックスも好きだという事がわかり、ぜひにと、当時の最新作"ThisIsMyTruthTellMeYours"('98) をダビングしてくれたのです。それを聴いて、泣きそうになりました。私は馬鹿だったなぁと。ちゃんと人生や社会と向き合って生きて、歌を作って歌っているマニックスに、ちゃんと向き合えなかったのは自分がきちんと、自分自身や人生と向き合ってなかったからなのかなと思いました。リッチーの事以前に。d0053487_21293017.jpg
それから一気に作品をそろえて、私はマニックスのリアリティに圧倒されました。何という人達なのかと。そして、彼らのライヴを生で観たいという想いが込み上げてきました。もうリッチーには会えないのかもしれないけれど、マニックスの歌の中に彼は存在しているのだろうし、あの素晴らしい演奏をこの目と肌で確かめたいと心から願っていました。


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それが実現したのが、’01年のフジロックでした。行くまでに色んな事があってやめようかと思ったりもしたけれど、気迫で一人で乗り込んで彼らの雄姿をやっとこの目に出来て、憑き物がおちたように、それまでのモヤモヤが吹っ切れました。それから’03年のNKホール、’05の渋谷AXでの単独ライヴ観戦をはたし、それまでの借りを返せたような気持ちになりました。
私が観たマニックスのライヴはどれも素晴らしかったし、彼らのライヴには他のバンドにはない浄化感があると思います。どんなにそれまで疲れていたり、悩んだりしていても、具体的に解決はしなくても、心の中がスッキリするのです。

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それは彼ら自身が常に前を向いて逃げずに生き、戦い歌っているからなのでしょう。それを観て私達もパワーや生きる勇気をもらっているのだと思います。
今回の作品は今まで以上に、それがCDの中で再現されている感じがします。
リッチーはなぜいなくなる事を選んだのか、多分それは本人にしかわからないでしょう。でも、リッチーの残した作品、発言、存在そのものを通して自分はどう生きたいのか、どう生きるべきなのか問い続けていく事はとても意味がある事だと思います。彼ほど、自分や現実を突き詰めようとした人はいないから。残されたメンバーにとって彼はそういう指標でもあるのかなと思います。もちろん、何にも代えがたい親友であった事が何よりの真実だったのでしょうけれど。

♪MY FAVORITE TRACKS♪d0053487_22311162.jpg

YourLoveAloneIsNotEnough

IndianSummer

TheSecondGreatDepression

Rendition
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by aicoa | 2007-05-28 21:14 | ARTIST'90s