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twilight saga:forever*コンプリート(前回出たコンプリboxにはない特典映像2枚有) DVDbox・Blu-rayBox12/20発売


by aicoa
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とうとう、先週土曜日に公開されたトワイライトサーガ最終章ブレーキングドーンの前編。
個人的に、向こうでの公開から四ヶ月も待たされた事もあり、観るまでに疲れた感(笑)があったのだけれどその分心の準備を持って(余計な情報は入れない努力はしたけれど、ある程度はやはり仕方なかったが)観ることができた気がする。

今日までに既に三回観たのだけれど、一貫した感想としては「トータル/ディテール美」が今までの同シリーズの作品群の中では際立っているような気がする。

もはや伝説の感(笑)がある1作目の初恋は「詩的浪漫美」(とにかく理屈抜きでムードで圧倒)で、2作目のニュームーンは「静止画像の美」(良くも悪くも)、3作目のエクリプスは「動きと構築美」(これもいい部分と悪い部分があった)という勝手な認識をもっているのだけど、今回は実に人間(動物、ばけもの笑諸々含めた)の感情描写が丁寧なのと、ハッピーで華やかな前半とホラーチックでサスペンスな雰囲気も漂う後半の対比、諸々がちゃんとお互いを打ち消し合うことなく成り立っていた。
やはり話の内容からなのか主役三人以外の描き方が浅かったような気もするが、それは逆に三人に的を絞って描写したとも言えるのかもしれない。

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このシリーズは作品ごとに監督を変えてきた(キャストは一部のみ変更あり)
その作品にあった監督を選べるというメリットはあるが、シリーズトータルで観た時に何処か整合感に欠けるのがデメリット。でも、さすが今回のビルコンドン監督は経験も豊富(こちらではそんなにメジャーではないけれどグラミー賞監督〔ドリームガールズ〕でもある)で、やはり視野が広くて作品をトータルでみせる視点が高い監督さんかなと思った。一応彼の過去での代表作である「愛についてのキンゼイレポート」も去年みていたのだけど、やはりあそこでの人間の描き方の細やかさがこの作品にも出ていると感じた。
何でもない目線の投げ方や、ミリ単位の表情の違い。沈黙の中にある激しさ。台詞以外の演技がどんなに重要かということがよくわかった。映画というものは、俳優の演技と監督の演出のトータル作品だと思う(勿論、色々なスタッフや脚本家などたくさんの人が絡むものだけれど)
結局、俳優の一番の演技を引き出したり、話し合いでよりよく最初のイメージからランクアップさせたり、まさしく作品の方向性を示すのが監督の仕事であり、今回その存在を自分の色とかアクの強い個性とかではなく、トータルのバランスの自然さから感じさせてくれたのはさすがだなと思ったりした。
個人的には、1作目の初恋は特別でどんな名監督でもあれを超えることはない(ただの監督の力量の問題だけではない、あれは全ての要素でみんなの想いが結集したマジックだったのだと思う)が、それはおいておいても、このシリーズ初の前編後編作品が彼の視野の広い押し付けの少ない演出で観れるのは幸運な気がする。BDは、人間ドラマが一番ある章でもあるので、偏った演出は作品の本質まで変えてしまいかねないのだ。

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そして今回はさらにジェイコブからの視点が出やすい章でもある。実際原作には、彼の視点で描かれたチャプターがBDの中にあるのだから。でも、やはり変わらず脚本はエドワードの描き方が弱いが、今回は大分監督の修正が入っていた感がある。そもそもこの章は、原作自体がそうだったのだからそっちよりになるのは然るべきなのだが、監督はエドワードのキャラクターを理解してかなり彼の心情描写をいれていた。その点でははちょっと救われた(もちろん、エドワードの暗部もきちんと描きつつも)
ロブも頑張っていた。しかしいつも以上に微妙に変わる髪形にちょっと落ち着かなかったが(笑)
でも、やはり今回は今までとは違った意味でジェイコブと狼族の存在感は大きかった。それは素直に良いと思えた。

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そしてまた今回も家族/部族間の軋轢と和解がクローズアップされている。それは、初恋のころからあったテーマだけれど、シリーズを追うごとに強くなっていく。BDはその総仕上げの章でもある。そのドラマを盛り上げるために多少後半原作とは違う展開がある。映画としてはこっちの方が確かによかったかなとは思う。少なくとも意義を感じなかったニュームーンの後半の変更よりは・・・

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あと注目点は音楽の使い方。地味ながらやはり上手いかも(ドリームガールズ笑)
選曲もあるが、やはり「かけ方」だと思う。音量とかはかなり気を使っているし、フェイドアウトの仕方とかどっかのようにはブツ切りにはしていない。音楽はあくまでも小道具で、映像を邪魔してはいけないのだよね・・・音楽ビデオではなく映画作品なのだから。名がしれてない人の曲でも、場面にあった曲のセレクトができていると思った。


私が一番サントラで好きだった曲。使われた場所は意外な気もしたけどちょっと嬉しかった…

今の時点の総体的な感想としては、かなり今回は作品としてのレベルは高いと思っている。派手さやケレン味はないけれど、私的にはかなり好みの部類。原作の要所はちゃんと押さえているし、少なくとも話のまとめ方や演出は前二作を超えていると思う(まだ前編のみだから確かな事はいえないけれど)
前半と後半のギャップが好みの分かれるところだと思うが、私はその対比がこの作品の一番の個性だと思う。ちなみに、私はタイトな厳しさ満載ながらも感動の後半が好きだ。もちろん、甘く華やかな前半があってこそのものだけど。

今まで見てきた方はもちろん、見たことなくて興味のあるかたは多少前作までをリサーチして、早いうちにぜひ。3/3から配られるカードは、ちょっと個人的に一週目のより楽しみ(笑)

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# by aicoa | 2012-02-29 22:37 | FILM

カウントダウン。。。

ブレイキングドーンpart1の公開がいよいよ迫ってきたけれど、今のところこんなイベントのみです( ̄‥ ̄)
まあわかるんですけど、王道だとは思いますけど・・・そう対象を限定しないで欲しいです(苦笑)

近いうちに公式リニューアルとのことなので、何かしらまたあるかも。とりあえず入場者プレゼントとかに期待・・・ろくに試写会もやってないようだし、もちっと盛り上げてほしいものでありまする( ̄‥ ̄)ヾ

【追記】
ニコ生でイベント&放送があるようです。公式FBに記載があるそうな( ̄‥ ̄)

カウントダウン。。。_d0053487_22553479.jpg

# by aicoa | 2012-02-12 00:00 | FILM
ちょいと出遅れましたが2012あけました( ̄^ ̄)/
今年もおみくじは末吉でした(涙)
しかも、恒例の七福神様は闘いの神様と名高い?毘沙門天殿・・・何年か前、夢に金剛力士?が出てきたことがあって(そういうのに詳しくないし、全く何の脈略もなく)ちょっと見てみたらなんか少し因縁がありそうでちょっと怖い( ̄‥ ̄)
そんなわけで、今年への期待と不安を感じつつ去年を走馬灯の如く振り返ってみます。。。
【1/19,記事追加】音楽(レビュー記事なし)
ANGLES /TheStorokes
SUEDE/Suede【リイシュー】
DOGMAN STAR/Suede【リイシュー】
COMING UP/Suede【リイシュー】
FUTURE PRIMITIVE/TheVines
JUNK OF THE HEART/TheKooks
BLACK RAINBOWS/BrettAnderson
NATIONAL TREASURES/ManicStreetPreachers

映画
幸せの始まりは
the runaways
somewhere
remember me
・午前十時の映画祭【第二回】(記事なし)
風と共に去りぬ
シザーハンズ
ザッツエンターティメント
月の輝く夜に
GeorgeHarrison/LivingInTheMaterialWorld(記事なし)

やーやーやー(笑)、相変わらず観聴きが少ないうえに、どっちも記事サボりっぱなしで( ̄‥ ̄)ヾ
でもわりと色んなものを聴いたり観たりした年だと思います。心情的には待ちくたびれた一年でしたが(ロブの映画ですな・・・)
ほんとやっつけで思い出したの挙げただけなので、これだけじゃないかとも思いますが(映画はほぼ間違いないが)、記憶にはっきり残ってる作品たちなのでどれもよかったです。
私は損するのがきらいなけちんぼなので(笑)、確信がある程度ないとかわないし、観ません。
しかしそんな確信はほぼ勘でしかないというのも私の変人たる所以で、ほぼ外さないというのも想い込みなのか何なのか(観たり聴いたりのあと納得する、ある程度の好き嫌いはあるけれど)
今年一番聴いたのは。。。多分suedeとmanicsかな。しかもリイシューとベストだから何という反則か(笑)という感じだけど、一番全体的な曲の質が高かったのは紛れもなくこの2バンドだったかな。やはりこの2バンドは私にとっては特別です。(クーラのとashのはいつかは買うかもですがやはり色んな条件で後回しになってしまった)
評判のいいホラーズの新譜を買い損ねてしまったのでひょっとしてな感じもあるけれどどうでしょうねぇ(一応今年どっかで仕入れてみようと思ってはいるけど)
strokesもkooksもvinesも好きなタイプの音ではあったんですが、ぶっちぎり!という感じではなかったです。

はてさて、映画はどれもこれもがよかった(一回は観てるのが多かった、午前十時のは名作揃いなわけだし)わけですが、映画をひとつのドラマとするなら優れていたのはシザーハンズかなぁ。。。ストーリーも画もというとこでいうならば。

そんなわけで、今年も色々観聴きしたいと思っております( ̄^ ̄)/

音楽記事追加についての見苦しい言い訳
肝心のブレットお兄のソロアルバムを挙げ損ねたことにしばらくたってからきづいた、相変わらずの抜け作ぶり( ̄‥ ̄)ゞ はじめに言い訳してたにしろそこかよっていう。。。
その場では脳内から抜け落ちたけど、ちゃんとウォークマンにいれております。全音源でシャッフルにすることが多いから、そんなにかからないけどかかるとちょっと嬉しいです。ジャケのシックな感じも(独特の質感がある、兄さんかなり拘ったらしい笑)、国内盤に限定でついてきたインタビューDVDも、部屋のインテリアにまで?気をつかって(笑)やってて良かったなぁ。沢山喋ってくれていたし、というわけで、オリジナル作品としては去年の一番にすべきだったと今さら言ってみる・・・もちろんsuedeとは聴いてるジャンルが違うぐらいの意識の上での話でありますが。

あ、でもこれも挙げ忘れていたけれど去年のベストシングルは私的にはこれです(この曲だけはずば抜けてインパクトあった)

# by aicoa | 2012-01-19 22:30 | MUSIC/アラカルト

remember me

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悲願。という言葉をこれほど実感した興行もなかった、私にとってのremember me。
SCREEN誌でカバーに使われてからもしかしたら・・・という予感はあったものの、その日本公開の知らせは諦観を身につけつつある日本のロブファン(苦笑)にはまさしく急転直下だったのでした。

とそこまでは、夢のような喜ばしいお話。このご時世でちゃんと公開されること自体奇跡に近い(昨今大作やよほどのスター主演でもない限り、洋画は狭き門な上に今年はいろんな事がありすぎた。サーカス象もとい恋人たちのパレードはその最もたる例。まあ別の配給会社が拾ってくれて来年公開が決まったからまだラッキーなのだが)
でも順次公開というのは地方にはかなり厄介なものであるという認識が甘かった。というか、こっちでも最初は首都圏公開の一ヵ月後ぐらいに公開されるはずだった。しかし、その月になっても具体的なスケジュールは出ず、月日は過ぎていき気がつけば年末年始公開という話になってしまっていたのだった・・・

でも結果としては年末(年始)に観て私的には正解だったのかも。あの事件の季節に観るのはもっともだったのかもだけど、これはかなり人生の締めを意識させられる作品だから、意識が自然に締まるこの時期に観れた事はいいことだった気がする。心情的には三ヶ月も延ばされた挙句、年末年始の微妙な時期限定といわれ、当初はほんとにキレてたのだけど( ̄‥ ̄)

ここから本題。軽いネタバレの恐れがあります。
# by aicoa | 2011-12-29 22:53 | FILM

光陰矢の如し

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最近毎年言っている気がするけど、もうあと10日で年末なんて!!!あぁ( ̄‥ ̄)

最近本当にこっちも疎かになってしまっていますが(情報追うだけで一日が矢のように過ぎてゆく…)音楽も映像も、毎日目と耳に入れてはいます;;
マニックスのベストもブレットのソロも(今貸し出し中だけど)良かった。ベストヒットも見てるし(でも今日はサボろうかな笑)、サマソニのために期間限定で加入中のwowowでも、興味のあるのは映画も音楽もしっかりチェックはしている。でも「ぱなし」が増えてくるのはやはり歳のせいなのか f^^;
思考をまとめる力がなくなってるんでしょうね、脳内から末端神経まで麻痺してる。そして震災以前の自分の記憶が定かじゃないような。私何見て聴いてたんだろう^^; エクリプスの限定DVDボックス発送がちょうどあの日付近で一方的にキャンセルされて相当紆余曲折あったとこからしか記憶がない。。。

という、久々の言い訳はこれぐらいにして。
今年をはやくも振り返ってみると、まあとにかくすごい年でしたね。近年ずっとそう言ってる気がするけど、今年は究極( こんな師走にまたお隣が笑)。まさか来年はさらにそれを越えてどんどんトンデモ世界に拍車がかかっていくのか・・・もう私はついていけないなぁ(TT)

毎年その年の個人的アワードをやってきたけど、ライブは今年一回も見てないし、やるにしても大分趣を変えないとできないなぁと。映画の比率がその分高まっている(その割には効率が超悪いという地方の悲しさ)、でも映画は語れるものと語れないものの差が音楽なみに激しいからまたまた難しい。今年私の目下のメインイベントのトワイライト興行がなかった(BDpart1は周知の通り来年2月、本国はもうとっくに次の話になりつつあるというのに)し、今年はそれじゃなくてもまとめるのは至難の業ですな・・・
とりあえず今週ロブのリメンバーミーの公開が私の街でもやっと(年末年始2週間限定という、3ヵ月!先延ばしのあげくの相当酷い扱いだけれど)決まったので、そのあとにでもぼちぼちまとめてみたいな(年越しちゃうかもですが)
しかし日記もつけてないし、今年前半をどうやって追えばいいやら。。。ここの記録を辿っても全ては思い出せそうにないので、細かい部分は華麗に省略させて頂く予定です( ̄^ ̄)ゝ


そして、少し早いですがmerry x'mas

# by aicoa | 2011-12-20 23:00 | ノンジャンル